自転車で出掛けて、旅行先でキャンプをすることにどのようなイメージがありますか?
電車やバスと違って乗っているだけでは動いてくれない、勿論バイクや車と違ってエンジンが載っているわけでも無いので、アクセルを踏んだり、スロットルを回して進む乗り物ではありません。
完全に人力、進むには体力が必要です。
荷物を積んでいなくても、長距離の移動だと体力を消耗して疲れる自転車ですがテントなどのキャンプ道具を積載したら車重が重くなって更に疲れるでしょう。
しかし、だからこそ目的地に到着した達成感や充実感はどの乗り物よりも最高に感じることができます。
運動をした後の食事の美味しさ、寝るときに感じる幸福感も自転車のキャンプならではです。
只、自転車のキャンプを楽しむには、やはり重要なのがテント選び。
自転車なので、積載性は良くありませんし、重量が重い道具だと動けなくなります。
それで今回は自転車でキャンプをするときに便利なテントを書きました。
自転車キャンプ(ツーリング)おすすめテント【軽量】
自転車でのキャンプで必ず使うのはテント。
しかし、一番大きくて重たい荷物なのも多分テントだと思います。
それで、少しでも軽量のテントを撰びたいと思っている人も多いでしょう。
なので、今回は自転車キャンプに適した軽量のテントを紹介します☆
アライテント / トレックライズ 2
アライテントは日本のアウトドアメーカー。
「スタッフのほぼ全員が山屋であり、ミシンを扱ってテントを作れる」というガチ感が良いですね。
ポール2本をクロスさせるスタンダードな構造なので設営は楽でしょう。
カラーは落ち着いたグリーンです。
総重量1680グラム
BUNDOK(バンドック) ソロ ドーム 1 BDK-08
BUNDOKは新潟県三条市に本社を置く株式会社カワセが手掛けるアウトドアブランド。
このテントは側面が大きく開くようになっているのが大きな特徴です。
また、価格が非常に安い。
機能性と値段のバランスがとても良いと言えます。
総重量1880グラム
BUNDOK(バンドック) ソロ ドーム 1 BDK-08
BUNDOK(バンドック) ソロ ドーム 1 BDK-08の価格を見てみる
スノーピーク / ファル Pro.air3
スノーピークは日本のアウトドアメーカー。
モノづくりに拘る姿勢やデザイン性の高さから、アウトドア界Appleなんて言われることもあるブランドです。
ファル Pro.airも拘って作られた製品で、インナーテントとフライシートが同時に設営できるようになっています。(設営がめちゃ早い&楽ちん)
また、インナーテントを外してシェルターとしても使うことが出来るようになっています。
自転車キャンプ(ツーリング)のおすすめテント【前室広め】
自転車キャンプのテント選びで軽量なのは最重要ですが、あれば便利な前室。
日射しが強い日中や雨の日の自炊や読書、動画鑑賞など、テントでゆっくりしたい人には重宝します。
荷物がたくさんあるときは、物置としての役割も果たします。
それで今回は軽量で前室のスペースもしっかりと確保をしているテントを調べました。
オガワ ステイシーST2
名作中の名作!
ソロテント最強はこれだ!という方も多いです。
特徴は広い広い前室と安心のオガワ品質。
広い前室はイスとテーブルも設置可能。
夏の日差しや雨をバッチリ防ぎ、冬はお籠りキャンプと1年中バッチリ使えます。
もともとバイクツーリングで好んで使われていたこともあり、収納サイズも優秀。
買って後悔しないテントです。
DOD ライダーズワンポールテント
こちらも飛ぶ鳥を落としまくっているDODの名作。
雨でも気軽に使えるポリ素材。
設営簡単、広々居住空間でお手ごろ価格!
ワンポールは設営も簡単ですが、このテント背の高さが183cm。
中で過ごすのがとても楽。
ソロキャンプだと昼間テントで過ごすことも多くなります。
テント内の快適さ=キャンプの快適さとも言えます。
DOD ライダーズバイクインテント
一番の特徴は、ワンタッチ設営が可能という手軽さ。
ポールを伸ばして、テントに付いているヒモを引っ張る。
それで、ほぼほぼ設営が終わっちゃいます。
ソロ用2ルームテントと言っていいでしょう。
自転車キャンプ(ツーリング)のおすすめシュラフ
キャンプをするときにテントとシュラフ(寝袋)は必需品。
しかし、テントの次に大きくて荷物になります。
少しでも軽くてコンパクトのシュラフが欲しいですが、最低限の性能は求めたいです。
特に自転車での移動は体の負担が大きいので睡眠の質を上げるために良いシュラフを撰びたいです。
それで今回は自転車キャンプにおすすめの軽くてコンパクト、しかもちゃんとした性能があるシュラフを紹介します。
モンベル/シームレスダウンハガー800 #3
非常に人気が高く、定番ともいえるシュラフ。
優等生的な存在で、バランスよく高性能、価格も高コスパです。
高品質のダウンに加え、縫い目を無くした独特の構造により、軽量性と保温性を両立。
「スーパースパイラルストレッチシステム」によりシュラフが伸びるため、寝心地も快適です。
数年前のアップデートで、ファスナーが噛み込みにくいタイプに変更されたのもポイントです。
*women’s、レギュラー、ロングモデルの3サイズ展開あり。
モンベル/シームレスダウンハガー800 #3の価格を見てみる
イスカアルファライト 500X
化学繊維の綿を使用した3シーズン用シュラフです。
ダウンモデルと比較して重量増加になりますが、湿気に強く、価格も抑えることが出来ます。
重量
1,000g
収納サイズ
φ18×34cm
使用綿
化学繊維
対応温度
0℃(快適か使用可能か不明)
イスカエアドライト140
軽量・コンパクト性を追求した夏用シュラフです。
フードやサイドジッパーを取り除いた簡易的な構造ですので、シュラフとしての機能性は落ちますが、その分軽量に仕上がっています。
軽量・コンパクト性を追求したい方におすすめな他、3シーズン用シュラフと組み合わせて真冬に対応させるといった活用方法もあります。
重量
300g
収納サイズ
φ10×18cm
使用ダウン
750FPダウン
対応温度
8℃(快適か使用可能か不明)
自転車キャンプ(ツーリング)の便利グッズ
積載スペースや重量の制限がある自転車。
キャンプ道具を撰ぶのも迷うことも多いと思います。
それで今回は自転車キャンプでの必要品あるいは、あったほうが良い道具を紹介するようにします。
サイドバック バックローラーシティ
キャンプ用品から緊急時に必要な工具まで、ほぼすべての荷物を入れておけるサイドバッグはキャンプツーリングにおいて極めて重要なアイテムです。
サイドバッグは積載量が多いものから普段使いできるものまで、豊富な種類があります。
モンベル フロントバック
自転車キャンプをする人でサイドバックを使用している人はたくさん見かけますが、以外と使っている人が少ないフロントバック。
フロントバックは携帯電話や財布などの貴重品を入れるのに凄く便利。
食事やお手洗いなどの休憩をする度にサイドバックを外したり中から取り出すのは凄く面倒で時間が掛かります。
何より貴重品は身に付けるか目の届く場所に置いていたいですが、自転車だと身に付けると運転がやりにくくなるので、長距離の走行やキャンプのときは極力、控えていたいです。
そんなときに、フロントバックに纏めていると直ぐにでも持ち出しが可能。
私がフロントガッグを装着しているのを自転車仲間が見て、みんな購入をしていました。
エアマット ゾア レギュラーマミー
キャンプで是非、準備をしたいのがシュラフの下に敷くマット。
ゴツゴツとした石や砂利が気になると眠りにくくなります。
また、地面からの熱や冷気をそのまま体に受けるのもストレスになるでしょう。
そんなときにマットがあれば荒れた地面のでこぼこや、暑さ、寒さを遮断することが出来ます。
しかし、通常のマットだと積載性が悪くて自転車のキャンプには向いていません。
そこで便利なのがエアマット。
これは本体の空気を抜くとかなりコンパクトになります。
しかもシュラフの下に敷いて寝たらふわふわ。
とても寝心地が良いです。
自転車キャンプのマット選びは是非、エアマットで。
SOTO ( 新富士バーナー ) レギュレーターストーブ [ ST-310 ]
キャンプ場で自炊をするなら勿論、火を使用しますよね。
このときに必要なのがコンロやバーナーですが、自転車やバイクに卓上コンロを積載する人はいないでしょう。
そこで重宝するのがシングルバーナー。
コンパクトに収納することが出来ますし、火力も卓上コンロとほぼ、変わりません。
この商品は土台の脚が折りたたみ式になっているので、更にコンパクトに収納することが可能です。
脚を広げたら他のシングルバーナーよりも安定していて、重たい鍋を乗せても倒れにくいです。
しかも使用することができる燃料のガスは卓上コンロと同じCB缶。
全国どこでもデパートやコンビニなど、日本全購入する事ができるのが嬉しいですね。
100円ショップでも購入することができるので、燃料費を安く抑えることもできるメリットもあって良いこと尽くめです。
SOTO ( 新富士バーナー ) レギュレーターストーブ [ ST-310 ]の価格を見てみる
ヘッドライト
キャンプ場で夜になると必要になるのがライト。
手持ち式だと料理をするにも、読書をするのも不便ですね。
何より足場が悪いキャンプ場で手にライトを持っていたら万一、転倒したときに地面にとっさに手を付くことが出来ないので非常に危険です。
そのときに便利なのがヘッドライト。
ゴムベルトを頭に被せるだけなので、手の動きは制限されません。
これがあれば暗いキャンプ場でも問題無く過ごせます。
購入するときは必要最低限の防水機能は備わっている物にしましょう。
キャンプをするときが必ず晴れているとは限らないので。
ゴムベルトは、鉢巻きみたいに頭の周りに被せて使用するタイプよりも、頭の中央にもゴムベルトがあるタイプのほうが、歩いているときにライトがブラブラしないで安定性があって使いやすいです。
最近ではセンサー感知のタイプも販売されていて、手袋を外してボタン操作をしなくても済むタイプも販売されているので、気になる人は色々な性能のタイプを検索するのも良いと思います。
自転車ツーリングキャンプで日本半周体験談
2007年の7月から10月まで自転車でキャンプをしながら日本半周をした事があります。
当時は長期の無職、貯金もあまり無いのに旅行をしていたので、旅館に宿泊をするお金もありませんでした。
自転車にテントや寝袋、エアマットなどを積み込んで熊本県からずっと日本海側を走行して京都に到着。
京都から南下して太平洋沿いに出て東に進んで神奈川県に到着。
神奈川県から折り返して帰りは四国を一周してから帰りました。
このとき、熊本県の自宅を出発したのは7月7日。
七夕の日です。
九州は梅雨の最盛期。
京都まで梅雨前線と一緒に北上しました。
このときは、ずっと雨で濡れていたので疲労と衣服が濡れている冷たさでテント内で快適に寝ることが出来ましたけど・・・
キャンプのテント内で大変になったのはどちらかというと梅雨明けでした。
夏のキャンプの経験が無い私は4シーズン用のテントを持っていたのですが、テント内がとにかく暑い。
とてもテント内では眠ることができません。
結局、梅雨明けから8月まではテントを張らずにエアマットの上で夜空の下で眠っていました。
レインウエアも持っていましたが、普通に自転車のペダルを漕いでも暑いのに、キャンプ道具や3ヶ月分の生活道具を自転車に積んでいるので重量もかなり重い。
そんな状況なので雨が降ってもレインウェアを着たいとは思わなくて不要の品物。
和歌山県のキャンプ場の焚き火の薪と一緒に燃やしました(笑)
私の中ではバイクで約2年間、キャンプをメインにしての旅行を終えてからの自転車で3ヶ月間のキャンプ。
周りから、バイクのキャンプに比べて自転車のキャンプは疲れないの?と質問を受けますが、本音を言うと疲れます。
しかし、達成感や充実感、気持ちの解放感、自由になった気持ちはバイクよりも自転車のほうが上です。
何よりも、食べたり飲んだり、寝ることができる幸せを感じることができるのも自転車の醍醐味でしょう。
まとめ:自転車キャンプのテントおすすめ!ツーリング向け安い&軽量&前室が広めを徹底調査
私が自転車で日本半周をしたのは今から16年前。
当時は今に比べてパソコンやインターネットの普及もされていませんでした。
何よりも、まだスマートフォンも無かった時代。
テント選びも本を読んでからの知識がメインだったので必要な情報源も限られていました。
それに、化学繊維の技術が今みたいな高性能ではありません。
その頃に比べたら今は何と便利になった事でしょう😊
化学繊維の技術が発達して暑くても寒くても雨でもキャンプをしてテント内で快適に過ごすことができます。
荷物もコンパクトになって様々なキャンプ道具の料金も凄く値下がりしています。
スマートフォンで検索をしたら必要な情報も直ぐに分かりますね。
このような恵まれた時代になるとは、当時からは考えられませんでした。
今では実行することが楽になった自転車キャンプ、色々な情報を仕入れて自分に合った道具を探して自分だけのオンリーキャンプをすることができたなら、人生がより輝いて楽しくなるでしょう✨🌈
コメント